アプローチの考え方(CSFむくみアプローチ)
今回も実際を伴う内容です。筋肉や骨格に介入をする場合
私個人が見落としていた感覚についてです。
私が気づけたケースとして二人の患者さんの存在があります。
腰椎ヘルニアのオペを2回経験されていた方
「ぎっくりっぽくて…腰揉まずに何とかして!」
当時の私にとって無茶振り
脳にも冷や汗をかきながら慎重にアプローチを掛けると
ずいぶん背中がむくんでいる。
このむくみがなくなれば改善するかもしれない?
これが #csfプラクティス の◯◯ポンプの考え方?
拙い手技で必死のアプローチを重ねていくと
「痛いの無くなった!助かった」
と喜んで頂きました。
腰も臀筋も触れず。です
この経験から、背中を読むようになり
胸椎後枝の皮下にむくみを認めた場合
支配領域の交感神経デルマトームに則った筋肉や内臓(内臓体壁反射)
への背中からのアプローチを繰り返しています。
宮野治療院で学んでいる理論では
理解できたとしても先の技術だと思っていたことが、
患者さんの状態から背伸びして対応せざるを得なくなり
こじ開けられた感覚でした。
二人目は急性では無い患者さん
必ず左の腸腰筋(腎臓)が緊張している方
伏臥位で左腰にあるむくみを解消の後
仰臥位で腸腰筋に触れようとした段階で
すでに腸腰筋は緩んでいました。
この二つの経験で内臓体壁反射の実際を伴い
日々背中を読みつつ筋肉と内臓と神経のつながりを手で感じ取っています。
筋膜、漿膜それぞれの膜内圧(組織圧)が上がっている場合
その循環不良を起こしている体液は
どこかに停滞します。
その停滞をなくすと膜内圧が下がります。
それにより筋肉が緩み内臓の不調が取れるパターンもあるということです。
改善確率の向上=ゴッドハンド
ゴッドハンドへの道のりは地続き。
これを信じて日々研鑽しております。