耳鳴りと側頭骨
こんにちは。
今所属している治療院の患者さんに耳鳴りが強く出る方がいらっしゃいます。
つい先日耳鳴りで非常にしんどそうだったのでクラニオを活用しつつ対応に当たりました。
耳鳴りが出る原因としては、気圧の影響もあると思います。
体を診ると筋肉の緊張を読んでみると胸鎖乳突筋の緊張が側頭骨まで出ており
その緊張がきっと側頭骨の動きを制限してしまっているのだと考えられます。
1次呼吸を側頭骨でとってみるとどちらも動きが悪いので、カウンターストレイン
および側頭骨をこじ開け気味で強制的に1次呼吸を作り、胸鎖乳突筋を緩める様に施術
どうやら翌日にはましになった様ですが、
また、今日も耳鳴りが出て調子が悪いとのこと。
梅雨前線など、大きな気象変化による負担は人体に引き起こす影響は強いのだと思います。
以前いた院では台風が近づくと頭痛が出るという方もいらっしゃいました。
どうやら気圧や気候の変化で体調に影響が出るものを気象病というようです。
「気象病」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことがないという方も多いかもしれませんね。しかし、例えば「雨が降ると昔の傷が痛みだす」というのも、実は気象病の症状の一つなのだそうです。
気象病とは、気温や湿度、気圧などの変化によって引き起こされる自律神経の乱れのこと。なぜ自律神経が乱れるかというと、気象の変化は体にストレスをもたらしてしまうからです。自律神経が乱れると、関節の痛みや頭痛・めまいを引き起こすと言われています。以前は天候と体調に関連性があるということはまやかしだとされることもあったようですが、近年急速に認知されはじめている病気です。梅雨の時期には気圧が低くなることが多いため、不調を訴える人が多くなるのだそうです。
出典 https://www.fullpower10.jp/aokism/healthy-secret/2662
自律神経の負担から様々な不調が出る方が多いということになります。
また、東洋医学では空気中の湿気が多くなると体の水分排出がスムーズに行えなくなり
湿邪(しつじゃ)という状態になるみたいです。
湿邪の症状としては、やはり自律神経の乱れと同様の症状が多いので
根本的に解決するには乱れた自律神経を回復させるということが必要になってくると思われます。
リラックスするために深呼吸をする、湯船に入る、ストレッチをする
規則正しいリズムで食事をとる、睡眠リズムを乱さない
ということが大切になります。
筋肉の緊張や背骨の歪み、さらに1次呼吸の乱れからも自律神経は乱れていくので、
筋肉、骨、体液循環の観点で見ていくことが大切なんだと思います。
あくまで生活指導程度しかできませんが、しっかり水を飲んで
発散できる様になっておくと湿邪に負けることなく
未然に解決できるのかもしれません。