季節の変わり目に要注意

ぎっくり腰寸前の患者さん

孫を抱っこして腰が・・・

腰に負担を訴えていらっしゃった患者さん。

L4〜5付近に痛みを訴えていたが、臀部にも緊張を持っていた。

単純にお孫さんを抱っこしていためてしまう可能性もあるが、この季節だからこそ

負担を抱えた可能性を加味して質問をいくつかしてみた。

「もともと腰は張っていましたか?」

「立ったり座ったり姿勢が大きく変わる時の痛みは?」

「お孫さんを抱っこする以外で何か荷物を勢いよく持ち上げたりとか?」

様々な質問をしましたが、結果として

 

「あ、寝巻き半袖短パンやった!やっぱりダメ?」

という答え。筋肉の温度低下。

もともと負担が溜まっていた筋肉が寝巻きが薄着で冷えてしまい、

伸び縮みするという筋肉のあるべき特性が

制限された状態でお孫さんの抱っこをすることで

筋繊維が損傷してしまったようだ。

 

季節の変わり目は要注意

個人的な統計ではあるのだが、5月〜6月 10月〜11月 にぎっくり腰が多くなる。

そして、それに付随して寝違い 足がつるというケースも多くなる。

日中の気温=半袖で過ごすことができる

朝晩の気温=長袖長ズボンが適切な服装

という時に多く起こる。春〜夏 夏〜秋 というタイミングに起きやすい

そして一日の服装の組み立てを日中に最適な半袖ベースで組む方が

筋肉が冷えてしまい緊張することで負担を受け止めきれない状態になってしまう。

基本的に最低気温に合わせた服装で過ごした方が体を炒めるリスクは少なくなります。

例えば本日2019年10月10日 最低気温は16度前後で最高気温は29度という

気温差13度という一日。 日中は半袖が適切な服装だが、朝晩は寒い。

こういう時は就寝時の服装としては下半身は冷やさないようにしたい。

 

全身の筋肉量の分布に基づく寝巻きの基準

人間の筋肉量のバランスは上半身:下半身=30:70(%)

下半身に筋肉が集まり、筋パワーも下半身の方が上半身に比べても強い

筋肉の体積が多い下半身が冷えてしまうと全身に循環する血液も冷えてしまい

体温が下がり免疫力も落ちてしまう。さらに下肢が冷えて筋肉が緊張すると

その緊張は筋膜連鎖から腰部の筋肉にもネガティブな影響を及ぼし

下肢の冷え〜腰周囲の負担を誘引することになる。

治療院にいても、足がつった!とお困り患者さんも

少なからず出てきているので、最小手数で症状を解消して

負担の少ない日々を過ごしてもらいたい。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です